県は、来年四月から県立病院、総合リハビリセンターで働く看護師の募集を始めた。深刻化する看護師不足を背景に、採用時の年齢制限を従来の三十五歳から五十歳へと大幅に引き上げる。
昨年四月の診療報酬改定で、看護師の都市部流出が加速。県内も例外でなく、二〇〇六度末時点で、県立病院五カ所合わせて七十一人の欠員が生じている。
今回の年齢制限緩和は、三十二歳から引き上げた〇三年以来。一気に五十歳まで引き上げることで、子育てや介護で離職した経験者、看護師への転職を目指す新規資格取得者の受け入れを目指す。
試験は松本会場が八月二十六日、長野会場は九月二日で、適性検査、集団討論、個別面接などを行う予定。今年は二次試験をなくし、受験者の日程的な負担も軽くする。採用は看護師、助産師合わせて約九十人。
申込書類は県庁、地方事務所、県立病院などで配布しているほか、県のホームページ=http://www.pref.nagano.jp/eisei/byouin/kangoshi.htm=でダウンロードできる。
受け付けは八月十日まで。問い合わせは、県県立病院課＝電０２６（２３５）７１４３＝へ。
出典：中日新聞
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